1.プラスチックの分類

熱硬化性プラスチックと熱可性プラスチック

熱硬化性プラスチックと熱可性プラスチック

プラスチックを大きく分けると「熱硬化性プラスチック」と「熱可性プラスチック」の2種類に分けられます。 
  • 熱硬化性プラスチック
    成形時に熱によって軟化し化学反応により固化する。その後加熱しても軟化したり融けないプラスチック
    例:フェノール樹脂(PF) エポキシ樹脂(EP) シリコーン樹脂(SI)など
  • 熱可塑性樹脂
    加熱すると軟化して加工できるようになり冷却すると固化する。また加熱すると軟化し繰り返し使用可のプラスチック。
    例:ポリプロピレン(PP) ポリアセタール(POM) ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)など
「おやつで例えてみると分かりやすいかのう」

結晶性プラスチックと非結晶性プラスチック

熱可塑性プラスチックには、結晶構造を持っているかいないかの違いで「結晶性プラスチック」と「非結晶性プラスチック」があります。溶融状態から一定の温度に低下し固化するときに、結晶性樹脂と非晶性樹脂では、分子の停止状態に違いが出ます。
  • 結晶性プラスチック 
    非晶性樹脂のように分子が絡まりあった状態の部分と、規則正しく配列し結晶化した部分が混在している。結晶化している部分の量を結晶化度で示し、結晶化度が高いほど硬度、弾性率強度などが向上する。
    例:ポリプロピレン(PP) ポリアセタール(POM) ポリアミド(PA)など
  • 非結晶性プラスチック 
    分子主鎖に無秩序に側鎖がついていたり枝分かれや架橋があり、無定形状態にある高分子。 無定形状態には、硬いガラス状態と柔らかいゴム状態などがあり通常透明性にすぐれる。
    例:アクリル樹脂(PMMA) ポリカーボネート(PC)など