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ビンテージ・ギター

映画・音楽

2008/09/19

こんにちは

暑さも少し和らいで朝夕は秋らしくり、夜にはこおろぎや鈴虫が鳴きだしています。

友人のフォーク酒場で行われているライブに出るように誘われ、酔った勢いでライブに出る約束をしていますが、忙しくてキターの練習ができず、そろそろ練習しようと久しぶりにギターを出しました。本当に久しぶりにギターを手にして色々な思い出が浮かんできました。

ビンテージになっていたギター(S-yairi/YD-304)

1970年頃フォークブームの時にギターが欲しくてもなかなか買ってもらえなく、当時の人気番組「TVジョッキー」の奇人変人コーナーに出演出来たら白いギターがもらえたので、何か変わった事をして出場しようと、拳を口な中に入れて取れなくなってアゴがはずれそうになっり、鼻の穴に一円玉を何枚も入れようと努力したりしてるうちに、そのコナーに出てくる人たちがだんだん過激なり出場を断念しました。

それから、毎日のようにギター雑誌を読みどんなギターを買うか調べていました。雑誌には、マーチン、ギブソン、など聞いた事もないようなメーカーがあり、有名なアーチストはマーチンD-45/ギブソン-ハミングバード、などを使っていて当時でも65万円~100万円する代物で、車にたとえるとベンツ、フェラーリと言った感じのようなギターが良いと書いてありました。
貯めていたお年玉やこずかいを持って楽器店に行きましたが、手持ちの資金で買えるギターは楽器と呼べるようなギターではありませんでした。
ガラスケースの中には憧れのマーチン、ギブソンが並んでいてただ見ているだけでした。
店のお兄さんが「このギターは安いけどメチャいい音やで~この音どう?」と弾いてくれました。高級なギターの生の音なんか聞いた事もなく、お兄さんのテクニックとその音の響きに感動し、「これにしよう」と決めました。
メーカー:S-yairi、型番:YD-304 価格:当時8万円~10万円(私には高かった)

それから資金を貯めるため冬休みに自転車でお歳暮の配達、餅屋で正月用の餅の配達のアルバイトをし、正月のお年玉と貯めていた貯金で、ついにこのギターを手に入れました。

先日このギターの事を調べようインターネット検索してびっくりしました。
ヤイリ(yairi)と言うギターメーカーは、S-yairiとK-yairiの2つがあり、創業者は肉親同士で複雑な関係で、現在、K-yairiは老舗ブランドになっていました。
一方S-yairiは、'80年代工場拡張の失敗、工場火災などで休業、2000年に"S.YAIRI"が復活(中国生産)
私が買った型番YD-304(70年代のもの)が井上陽水がデビュー当時使用していた事や、70年代に作られたギターはビンテージギターの名器としてギターコレクターが情報を集めている事をインターネットで知りました。

すごいギターやったんや!、ぜんぜん知らんかった!
インターネットで情報を知ってから、弾いてみるといい音ような気がする。
しかし、長い間(20年程)ケースの中に入れていたので、リペアが必要になっているので、思い切ってリペアに出そうかと考えています。お金をかければまたギターの練習にも身が入るのではないかと思います。

S-yairiのギターについてあまり資料が無いみたいで、謎が多いみたいなので、
ギターマニアの人のために私のS-yairi/YD-304詳しく写真で紹介します。

このギターは1972年に購入しました。(カタログでは8万円ですが、10万円だったような…?)

S-yairi / YD-304
虫眼鏡小さい写真をクリックすると写真が大きくなります。

YD-304 バックスタイル

 

YD-304 サイドスタイル

裏板(3ピース)ハラカンダ、センターがメイプル

 

サイドはハカランダ

YD-304 ヘッド

 

YD-304 ペグ

ヘッドはローズウッド

 

ペグはゴールドのシャーラー

YD-304 ブリッジ

 

YD-304 ペグ

ブリッジ・ピンは黒檀

 

型番は最終フレットに刻印

YD-304 タグ

 

YD-304 シリアル№

名板

 

シリアル№2910

当時のカタログと違うのは、ペグがゴールドと言う所です。

リペアしたらこのギターに恥ずかしくないように練習して、ライブに出ようと思っています。

マスターそれまで待って~!