投稿 №1125
創業100周年を迎えるBMWが、次の100年をにらんで技術のビジョンを披露する「VISION NEXT 100」において、新たに倒れないバイク「Motorrad VISION NEXT 100」を発表しました。
The BMW Motorrad VISION NEXT 100.
http://brand.bmw-motorrad.com/en/stories/design/vision-bike.html
未来のバイクではライディングにはヘルメットは不要になり、必要なのはゴーグル型のデバイスのみになる模様です。
このコンセプトモデルを、ありふれた日常からの「大脱出(Great Excape)」であると表現しています。
まず注目すべき点は、独特なデザイン。
BMWらしい水平対向ツインのエンジンを搭載するように見えますが、あくまで空力を考えたデザイン的なもの。Motorrad VISION NEXT 100はモーターで駆動する電動バイクでゼロ・エミッション(無公害)仕様です。
このモーターは太いタイヤとともに停止中のバランスを取るためにも使われます。
Motorrad VISION NEXT 100は、1923年に登場した、BMWを代表する名車『BMW R32』の三角フレームをモチーフにし、空力を考えたデザインになっています。
しかしバイクの概念をくつがえす。 自律バランシング機能によってマシン自体がバランスを取るため、ライダーは安全かつ快適にマシンを操れるようになります。
なお、バイクを立てかけるためのスタンドすら不要になるとBMWは発表しています。
決して倒れないMotorrad VISION NEXT 100ではライダーはヘルメットが不要になるとBMWは想定しています。
ヘルメットの代わりに必要となるのは「Visor」と呼ばれるゴーグル型の情報端末です。
「Visor」で表示される情報は地図や道路情報など、さまざまな情報を表示するだけでなく、ライダーに危険が迫ると知らせてくれる機能まで付いています。
ゴーグルをつけることで、よりライダーの安全性を確保できるとBMWは説明しています。
スーパースポーツのようなライディングポジション。
AIをフル活用した自動運転カーというわけではなく、あくまでライダーの意志による操縦が前提とされているMotorrad VISION NEXT 100は、安全性を確保しつつ、思いのままにマシンを操る二輪の楽しさを実現するとBMWは説明しています。
Motorrad VISION NEXT 100によるライディングがどんなものなのかは以下のコンセプトムービーで確認できます。